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​【CASE.1】
ICTで英検®二次試験対策を推進

CASE1

千葉県 

学校法人君津学園 市原中央高等学校

英語科主任 木嶋 勇一 先生

―ICTツール導入の背景について教えてください

 本校では、英語の学習到達目標をCAN-DOリストの形で設定し、英検®を中心とした新テスト対策に取り組んできました。近年、様々な取り組みの成果が見られ、英検®の受検者・合格者ともに大幅に増加しています。

 受検者が増えたことにより、新たな課題となったのが二次試験対策です。以前は、英語科教員が総動員で面接指導を行なってきましたが、負担も大きく、なかには時間が足りず、十分な面接練習が出来ない生徒も出てくる状況となりました。そこで、目をつけたのが、AIがスピーキングを自動採点し、さらに自分にあった英語4技能のスキルアップを目指すことができるELST®でした。

―ELST®をどのように活用されていますか 

 英検®対策の学習ツールとして、年間を通して全学年の生徒が目標の英検級合格を目指して、登下校の時間等を活用して自主的に英語学習に取り組んでいます。

 また、新しく追加されたメール機能を利用して、教員から英検®の受検情報や4技能のスキルアップに役立つ情報を定期的に配信し、継続的な学習を促しています。

―今後の展開についてお聞かせください

 今後は、基礎・基本の充実に加えて、語彙力とライティング指導に力を入れながら、実践的な英語力へとつなげていきたいと考えています。生徒にとって不安を感じる、スピーキング力の育成には、既習の語彙や文法を用いて、より多くの英文を書くことが有用だと考えるからです。

 ICTを活用して、効率よく生徒の英文を添削することで、文章作成のためのプロセスを重視した授業が展開できることも期待しています。

CASE2

​【CASE.2】
生徒の多様性に応じた学習ツール

埼玉県

学校法人大乗淑徳学園 淑徳与野中学・高等学校

​英語科主任 無田 京子 先生

ーICTツール導入の背景について教えてください

 本校は、高校1年で英検2級を2年で準1級を取得して、英語の力を早い時期に磨き英検を大学受験に利用するよう推奨しています。

2019年11月現在で、高校生1100名のうち、英検2級を取得している生徒が655名、準1級は46名、1級は3名おります。

 学校の教員による対人の英検対策を行っていますが、受験者が増えていく中でアプリによる英検面接練習やオンライン英会話を紹介して自宅学習することを勧めています。

ー「ひとり英会話®for英検®面接」をどのように活用されていますか 

 自宅学習の一環として「ひとり英会話®for英検®面接」を利用しています。小テスト、クラブ活動、放課後講座と忙しい学校生活の中で、自分の好きな時に好きなだけ練習ができる点が魅力のようです。

 対人だと恥ずかしいという気持ちが先にたちますが、AI相手だと心置きなく練習できるようです。点数で評価されるのでがんばろうとやる気がでてきます。実践を意識した練習が数多くできるのはアプリならではの魅力です。

ー今後の展開についてお聞かせください

 4技能の育成が求められていますが、授業時間が増えるわけではありません。生徒たちに自宅学習してもらうツールとして、アプリによる英会話演習は心強い味方だと考えています。加えて、外国人講師と練習するonline英会話という選択肢も希望者に紹介しています。進学目標、学年にあわせて自宅学習ツールを選んで利用して欲しいと考えています。

CASE3

​【CASE.3】
新テストを見据えた新たな取り組み

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千葉県

学校法人千葉敬愛学園 千葉敬愛高等学校

​英語科主任 松山 大志 先生

ーICTツール導入の背景について教えてください

 導入の背景には複数の事由があげられますが、一番の大きな理由は新テスト対策です。

当校は大規模校のため「4技能の評価をどのように行うのか」という点において、平等性の担保と、限られた授業数の中で評価をするという時間的な問題の解決が必須でした。

せっかく導入するわけですので、これらの事をクリアにしてくれる効果的なICTツールを探していました。

 一方でそもそも英語は教科の特性上、様々なツールが一般的に普及していますし、生徒もスマートフォンの使用に慣れているため、ICTツールの導入障壁が高くありません。

社会の流れを汲めば、導入を検討することは自然の流れで至ったとも言えると思います。

ーELST®をどのように活用されていますか 

 主に授業中の小テストで活用しています。また授業以外では生徒の自宅学習の意識付けのために宿題を配布しており、夏休みの際にも課題として活用しました。

 当校ではBYOD(=Bring Your Own Device: 私物端末の利用)で使用しているため、生徒の端末にインターネットの通信制限が掛かり、スムーズな授業運営に支障をきたすことがありました。その対策として、宿題(問題)配布機能を使ってテストの範囲を伝達し、事前にダウンロードを済ませておくよう指導しました。

ー今後の展開についてお聞かせください

 新テスト対策のために導入しているので、生徒達が自ら進んでスピーキング練習を行える授業を構築していきたいです。

 そのためには、ICTツール全体における課題ではありますが、教師側から取り組む課題を促さなくても、生徒が自ら楽しんで取り組むような要素を求めています。やはり、生徒のその様な行動の積み重ねが習慣になり、新テスト対策のその先にある実践的な英語力を身に付けるということにも繋がると感じているからです。

 そしてその過程の中で、我々は生徒達のファシリテーターとして最適な学習計画や環境を提示出来るようにしていきたいと考えています。

CASE4

​【CASE.4】
毎日の英語学習の習慣化に成功

東京都

学校法人中央大学 中央大学附属中学校・高等学校

​英語科 三浦 麻美子 先生

ーELST®導入前の課題は何でしたか

 授業中の音読の指導は、1人ずつの状況を確認する手段が限られてしまいます。
ELSTでは、教科書がそのまま掲載されているので、学校で学んだ内容を声に出して学習をすることができるというところに魅力を感じました。

 また、生徒が提出した音声課題を管理画面で適宜再生をして確認することができる点が非常に役立っています。継続的に英語に触れる時間を作るというのが導入の一番の目的です。
毎日15~20分でいいので、英語に触れる時間を継続して積み重ねることは、今日明日すぐに変化を感じられなくても必ず結果につながると指導しています。

 

ーELST®をどのように活用されていますか 

 登校前や帰宅後に15分ほどで取り組める分量の宿題を毎日配信しています。

授業の進捗に合わせて教科書の単元を配信するようにしており、予習と復習どちらにも対応できるようにしています。

 長期休暇では、CEFR-Jレベル別の演習問題や英検向けの単語学習を配信しました。

ELSTの宿題をやることで毎日英語に触れるというルーティンを維持し続けることができたのが良かったです。
 宿題は最低限全員が提出した上で、自分の到達度に合わせて同じところに何度取り組んでもいいし、宿題以外で自分の好きな所を好きなだけ進めていくこともできるところがELSTの魅力だと生徒には伝えています。

 学年だよりに「(宿題以外で)学年の生徒がたくさん使っているコンテンツランキングと具体的な回数」を載せており、他の生徒がどのようなコンテンツをどのくらい使っているのかという情報を得られるようにしています。

ー生徒にどのような変化がありましたか?

 授業を行っていて、生徒達が音読に対して意欲的だなと感じています。
音読でつまずくことが少なかったり、音読練習の時間に読み方が分からない単語があるとすぐに調べたりしています。

 学習が進むにつれ文章量は多くなっていますが、前向きに音読に取り組んでいる生徒が多いという印象です。ELST®で毎日音読練習を取り入れていることも、これにつながっているのではないかと感じます。

 英検受験に向けた学習に力を入れたい生徒、発話練習を積極的に行いたい生徒、ゲームなどの要素を交えて楽しみながら学習をしたい生徒など、それぞれの個々の目標や様々なニーズに合わせたコンテンツを上手に活用していってもらいたいと思います。
 

​【CASE.5】
発話量増で短期から長期記憶へ

CASE. 5

奈良県

学校法人帝塚山学園 帝塚山中学校 高等学校

​英語科 桑江 良幸 先生

 

ーELST®導入前の課題は何でしたか

 授業の中での帯活動として発話をさせるんですが、発話の宿題をどのように課し、取り組んでいるかを可視化できるかが1番の課題でした。スピーキングのテスト自体は、1人ずつ別室に呼び、
パフォーマンスをさせて、教員が採点する方法で行っていました。
 ELSTには採点機能があり、より上手に発話しようという動機付けになり、教科書の本文をスピーキングの宿題として配信できる点が導入に踏み切った理由です。
 言語は意味理解やコミュニケーション能力と不可分なため、生徒が、言語運用能力・論理的読解力・コミュニケーション能力(理解しようとする意欲を含む)のうち、どれをどのくらい使って英文を理解しているのか教師も生徒自身もはっきりしていない点が語学学習をより複雑にしていると考えています。
 本校の英語科では、授業内外の発話量を増やして左脳の言語野を活発化させ、短期記憶から長期記憶につなげる方針を共通認識としました。
 そのような中で、御社のELSTは我々にとってまさに渡りに船だったということです。

 

ーELST®をどのように活用されていますか 

 週に1回、その週に学習した内容の復習として宿題を配信しています。管理画面で取得したデータを棒グラフ化し、達成度を可視化しています。それを掲示し、生徒にフィードバックできるようにしています。
 最終的な動機付けは生徒たちの効果実感がドライブになると思うので、そこにつなげるまでの道具として使っています。クラス全体としての意欲をどのように上げていくかがポイントになると考えています。

ー生徒にどのような変化がありましたか?

 一番違うのは、授業中の音読活動への取り組み方です。明らかに参加率が上がりました。
音読を強化することで、単語を暗記するスピードが上がったり、チャンクを意識して読めたり、
WPMが上がることが期待できると思っています。また、日本語に訳すことなく英文を読むことができるようになることで、速読の力がつくと思っています。
 英語は体育に近い教科だと捉えています。縄跳びの飛び方を口頭で説明して身に付けさせようとするのではなく、実践させて体で覚えてもらうのと同じです。まずインプットを増やし、インプットした情報を整理するために後から文法を学ぶという学習方法を行っている学校にはELST®は相性が良いと思います。

 

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